NNMデータベース整合性について
NNMデータベース整合性について
NNMはトポロジDB、オブジェクトDB、マップDB、イベントDBの4つのデータベースを持っている。
その中でもイベントDBをのぞく三つのデータベースはNNMが動作する上で非常に重要なデータベースとなるのだが
データベースのコアエンジン部分が弱く頻繁にトポロジDB、オブジェクトDB、マップDBのデータベース間で不整合を起こす。
不整合を起こすとネットワークトポロジ、オブジェクト、マップに関する操作全般に影響が出てくるので
週一回から月一回の頻度で整合性を取ってやるのが望ましいと考えます。
hp OpenView Network Node Managerのデータベースの整合性リカバリ手順
1. 全てのマップ画面を停止する。
マップ画面が開いている場合は画面を閉じます。
2. netmonプロセスの停止
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行し、netmonプロセスを停止します。
ovstop netmon
3. トポロジDBとオブジェクトDBの同期
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行する。
※オプションスイッチ"-chOs"の"O"は英大文字の"O"になる。
ovtopofix -chOs
4. マップDBとオブジェクトDBの同期
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行する。
上記コマンド実行時、コンソール画面が起動するが、その画面を閉じて以降の作業を実施する。
ovw -mapcount -ruvDR
5. トポロジDBとオブジェクトDBの同期(二回目)
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行する。
※オプションスイッチ"-chOs"の"O"は英大文字の"O"になる。
ovtopofix -chOs
6. NNMのキャッシュのクリア
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行する。
xnmsnmpconf -clearC
7. netmonのプロセスの再起動
コマンドプロンプトより以下のコマンドを実行し、netmonプロセスを起動する。
ovstart netmon